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マイナンバー対応方針は、社長が決めよ!

いわゆる「本人確認」の作業、、、どのくらいマジメにやればイイですか?

◆0. ビビらないで!

「マイナンバー制度の相談サービス、ハジメマシタ!」
「マイナンバー対応のシステム開発/システム改修が必要デス!」
「マイナンバー業務フローの作成、規程の策定、社員の研修、まとめてオマカセクダサイ!」

 

やばい。。。 「マイナンバー対策」が「白アリ対策」みたいな雰囲気になってきたぞ。。。天下の日経新聞も、危機感を煽(あお)ような連載を始めたし。。。 (あ、マジメな白アリ業者さん、ゴメンナサイ)

 

何がモンダイか???

つまるところ「制度はコウダ」という記事(制度の説明)が多すぎる。そして、稀にでてくる具体的な話が「アンナ不安、コンナ不安」に終始する。。。いや、その組み合わせって、まるで「デフレ・スパイラル」みたい。。。

 

つまり、

『ふつうの企業は、何をすればイイか?』(実務)

について分かりやすく説明をして、企業を安心させる記事が増えればイイのにな、、、と思うワケだ。

長年「企業情報システム」に携わっている人間として、なんだかマズい状況だなーと思う。と言うことで、まずは、「企業は、何を知っておくべきか」を中心にまとめてみようと思いたった。ついでに、具体的な業務プロセスについても幾つか書いておこっ。(←コレ仕事)

 

『システムの点検、無料でオコナイマス!!』 (←いや、ウソよ、ジョウダンよ。ヤラナイから。。。)

 

nikkei-my-number-20150706

 

 

◆1. そもそもマイナンバーとは?

# うっ「制度の話」から書くべきなのか?。。。
# あー、いやー、コレ、マジメに答えたくないなぁ。。。
# ていうか、人によって「知りたいこと」はチガウしなぁ。。。

まずは、「内閣官房」のホームページを読むのが良い。(えっ!!)
そこで、もし疑問に思うテーマがあれば、それについては Google さんで検索するのが良い。。。(ええっ!!!)

確かにほとんどの制度説明は知らなくて良い。。。だがしかし、さすがに「なーんにも知らない」のもマズい。「サラっとナナメヨミで読んでおく」は、、、それはそれで重要だ。

 

まぁ、なんていうの?。。。「制度」とか「ルール」とか、そればかり詳しくなっても意味がないって言うハナシ。たとえば、ルールブックを読みあさっている「野球少年」はイタダケナイ。。「インフィールドフライ」くらい、知らなくてもイイ。(←いや、それはどうかな)

 

majin-my-number

 

でも、、、まぁ、セッカクだし、制度に対する「個人的なイメージ」を言うならば、、、

-1. これまで役立たずだった『住民番号クン』達がフュージョン(合体)して、
-2. あちこちの行政機関に対して「名前」や「住所」をリークする社会基盤システム

といった感じだ。住民の個人情報を管理するだけでなく、他の行政機関から活用できるようになる。(マイナン、、マヒン、、マイン、、マジン、、、ブー。。。 あ、いあ、なんでもない。。。)

 

ん?? 怖くない。怖くない。。怖くない。。。。(←手遅れ)

 

そう言えば「ミンナ、丸ごと食べちゃえ!」という議論も昔からある。

実際「e-Tax利用者識別番号」(16桁)や「基礎年金番号」(10桁)と食べること自体は、(技術的には)、それほど難しくないだろう。でも、もしミンナ食べて巨人化したら「制御不能」になるかも知れないし、「外敵からの集中攻撃に耐えられない」かも知れない。なので、(政治的には)、丸ごと食べようとはしていない。(たぶん)

 

そう。。。彼の正体は「可愛いウサギさん」だ。(←もう「魔神」にしか見えない)

※ マイナンバー=12桁管理、住民票システム=11桁管理

 

maina-chan

 

 

◆2. どの業務が変わるの?

なにも難しく考える必要はない。

– 所得税の納付(源泉徴収)
– 年金手続き
– 健康保険の手続き
– などなど、、、

今でも企業はイロイロな『行政手続き』を行っている。

 

そして、コレ、「今後は『12桁番号』を書き込んでねー」と言っているだけだ。一般の企業にとっては、それ以上でもなく、それ以下でもない。

 

simple-government

 

ちなみに、、、(あえて少し脱線するが)、、、これらの手続き、、、本来は『国が実施すべきこと』だ。日頃はあまり意識しないが、企業は「国が行うべき事務」を代行しているのだ。つまるところ、企業は「徴税」とか「社会保障サービス」とかを手伝っている。

 

たまに提出書類を眺め見るに、

「名前に、住所と生年月日って、コレでちゃんと集計できるモンなのかねぇ?」

なんて思う。そうそう例えば、勤め人にとっての「年末恒例イベント」である

– 給与所得者の扶養控除等申告書
– 給与所得者の保険料控除申告兼給与所得者の配偶者特別控除申告書

あたりの書類なんかを見ても「集計はムリでしょ感」が漂っている。(ていうかコレは誰も集計しないか。。。)

 

でも、、、「名前と住所と生年月日で手続きする」って、ホント「人力」(じんりき)を前提にしすぎている。

「消えた年金」とか「宙に浮いた年金」とか(2007年)、まだ記憶に新しいが、、、「データ管理/データ集計」という視点から言えば、ゼッタイに無理があるとオモウ。(←実にコンピュータ業界な人間のセリフw)

「賛否両論」はあるのは知っているが、個人的には、他国の失敗事例を反面教師にして、上手に運用を開始してほしいなぁ。。。と思う。(わ、ずいぶん脱線した)

 

japanese-national-identification-card-two-types

 

 

◆3. さぁ、さっそく集めよう!

さて、「12桁番号を使った行政手続き」とやらの準備をしよう!

そう、まずは「12ケタ番号」(マイナンバー/個人番号)を集めるところから! ターゲットは、従業員やその家族だ。子供たち(扶養家族)の番号も全員分を集める必要がある。

 

イツ??
(今でしょ!!) (( ←な、無かったことにして ))

 

えっと、、、『通知カード』は2015年10月5日から順次、各家庭に届く。(『個人番号カード』は翌1月から交換できるようになる)。会社としては、まぁ、そこから1年くらいかけて、コツコツ提供してもらえばイイ。(※ 法14条:提供の要求)

でも現実、半年もすると、、、「子供の通知カード、、どっか行ったワ」、、、という従業員が出現するかもしれない。(←人による)。まぁ、100人も居ない会社なら、2015年12月の「年末調整の書類」を集める時にやってしまうのが良いと思う。

単純な話、申請用紙やメールで「12桁の数字」(マイナンバー)を提出してもらえればイイ。支店ごとに Excel にまとめて提出したってイイ。

もちろんイマドキの会社(?!)なら、ワークフロー・システムに「12桁の数字」を入力してもらうことになるぞ! (←はい、これ、ステマです)

 

my-number-application

 

ただ、、、
ここで、、
唯一にして最大の「注意点」がある。

 

「どの業務が変わるの?」のところで書いたように、会社は「国が行うべき事務」を代行しているのだ。平たく言えば、ちょっとはマジメにやらなければならない。(タテマエ)

 

★んっっ、待てよ??? この番号が『マチガイ』だったりしたら、ヤバくね???

社内からの申請系書類を受け取っている人なら、実体験があるだろう。10人に1人は「明らかな入力ミス」を混ぜてくる。特にセールス部門からの申請はヒドイ。彼らの申請には「ミス」がちりばめられている。。。「ウォーリー」をさがすくらいの緊張感をもってチェックしなければならない。

 

★んっっ、待てよ??? この番号が『ウソ』だったりしたら、ヤバくね???

たとえば、自分の正体がバレては困る人が居るかもしれない。「指名手配犯」、「死んだことになっている人」、あるいは「家庭内暴力やストーカーに恐怖し偽名で過ごしている人」だっているかもしれない。もっと言えば、世界の平和を守るクラーク・ジョセフ・ケント(スーパーマン)も。。。(←いつもいつもスミマセン)

正体がバレたくない以外にも、ウソをつく可能性がある。センスのイイ人ならお気づきだろうが、(どんなセンスやねん)、色々な悪事を考える人は居る。そう、、、「なりすまし」だ。他人になりすますベネフィットって、実はアレコレある。 (←良い子はゼッタイ真似しない!)

– オレ、副業の収入が多いから、会社の収入はヨメさんの収入にしちゃえーーーー、とか
– 誰か他人が収入を得たことにして、優遇制度の適用から外れないようにシヨーーっと、とか

 

simple-my-number-flow

<参考>
– ワークフローサンプル: (1)本人確認の基本

 

 

◆4. 集める時には「本人確認」!

この「本人確認」というコトバは、実に奥が深い。

「ホンニンカクニンって、何するコト?」

タメシに家族や友人に聞いてみて欲しい。あるいは自問自答してみて欲しい。具体的に、何を、どうする行為なのだろうか???

 

「その人が、その人であることを、確認するんや!」

 

実際に試してみると、驚くほど『哲学的な回答』が返ってくる。噛みしめれば噛みしめるほど、尾崎豊っぽい。。。「自分の存在が何なのかさえ、わからずに震えている」(15の夜ぅ)みたいなみたいだ。。。そうなれば、もう、、「バイク」を盗むしかない。(←関係ない)

(意味分からない人スミマセン⇒ https://youtu.be/Yu88zx_–wE?t=1m28s

 

※ ちなみに、コンピュータの世界では、本人確認のことを「認証」という。(人間以外を認証することもある)。IDとパスワードを知っている人なら、まー、本人だろう、というハナシ。。。

 

 

では、、、たとえば、、、

「『健康保険証』と『通知カード』を持ってきました!!」

そんな純粋な新入社員が居たとしよう。あなたは「本人確認」ができるだろうか?

freshman-with-my-number

 

 

◆5. 本人確認の措置

こんな時は「ルールブック」を見るしかない。(制度を調べるしかない)

マイナンバー法は『本人確認の措置』(法16条)を行うように義務付けている。

# まー、しかし、法律文ってアレだ。。。日本語のように見えるけど、実は日本語ネイティブにも理解できない、まったくもってヒドイ文章だ。非効率のゴンゲだね。(←あ、言い過ぎた)

 

▼マイナンバー法の原文

第十六条(本人確認の措置)  個人番号利用事務等実施者は、第十四条第一項の規定により本人から個人番号の提供を受けるときは、当該提供をする者から個人番号カード若しくは通知カード及び当該通知カードに記載された事項がその者に係るものであることを証するものとして主務省令で定める書類の提示を受けること又はこれらに代わるべきその者が本人であることを確認するための措置として政令で定める措置をとらなければならない。

 

▼マイナンバー法の訳文
第16条(本人確認の措置) 行政手続きをする会社を含め、マイナンバーの提供を受けるときには、

【番号確認】 受け取った番号が「通知カード」の記載の通りの番号になっているか?
【実存確認】 給与を受け取る人の「マイナンバー」になってるか? 他人のを提出したりしていないか?

といった確認しなければならない。細かい確認方法については政令と省令で定めるからヨロ!

 

要するに、、、【番号確認】と【実存確認】をしろと言っている。もし、「支店ごとに Excel にまとめて提出する」にしても、支店長か誰かが【番号確認】と【実存確認】をしなければならない。

 

参考) 確認書類のダイジェスト表
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/bangoseido/pdf/kakunin.pdf

 

 

 

で、この新入社員の事例は、どうか?

厳密に言えば、(タテマエで言えば)、残念ながらダメだ。法律が言うところの「本人確認」ができない。(←あくまでもタテマエで言っている、ナウ)

 

目の前にいる青年は(採用面接もしたし)、間違いなく「給与を受け取る人」なのだが、、、この2枚の身分証明書は「拾ってきたカード」かも知れない、弟から「借りてきたカード」かもしれない。つまり『健康保険証』と『通知カード』だけでは「写真の表示」が無い。

「A.給与を受け取る人」==「B.目の前にいる青年」
==?『C.健康保険証の所有者』==『D.マイナンバー(通知カード)の所有者』

※ でもこれ、タテマエであって、ホンネはOKだと思ってますよっ! (←ね、ね、ね、寝言ヨ)

 

理想は、『健康保険証」ではなく、写真が付いている『運転免許証』を持ってきてもらわなければならない。(ちなみに写真がない身分証明書で押し通すなら2点以上必要)

※ 激ヤセしてたら?、厚化粧だったら?、整形手術してたら?、双子の兄が・・・ (←言うな)

freshman-with-photo-license

 

 

あ、、、一方で、【番号確認】については、カンタンだ。

『通知カード』に書いてある「個人番号」と同じであることを確認すればイイ。もちろん他人の『通知カード』でない事を確認する必要はある。(『運転免許証』に書かれた住所が、『通知カード』に書かれている住所と同じ、ならOK!)

※『個人番号カード』とか『新しい住民票』とか、他にも「個人番号」が書いてある書類はある。

 

あー、でも、やっぱり「入力チェック」は、自動化したいなぁ。。。 (←はい、これも、ステマでした)

 

input-form-check-my-number

my-number-check-digit

<参考>
– ワークフローサンプル: (2)検査文字で入力チェック

 

 

◆6. オンライン申請は?

#うっ、、、長いな、、、この原稿。。。

第2章において「会社は、所得税をピンハネし、オカミに上納している」と述べた。(←なんかチガウ)

そう、、、会社は、アルバイト、外部フリーランス、外部弁護士などなど、、、色々な人からも源泉徴収している。例えば、講演を依頼した場合や、デザインを依頼した場合などにも、企業は源泉徴収する。(所得税法:源泉徴収義務

 

要は、、、会社によっては(←ココ大事)、、、『マイナンバーの収集』が社員とその家族だけでは済まないのだ。(ギョギョ)

 

もちろん、その人数が少なければ、あるいはその増加数が激しくないのなら、、、コツコツ・ボチボチやればイイ。

しかし、たとえば毎年100人に講演依頼しているような会社であれば「オンライン申請」などを検討せざるを得ない。大会社になればなるほど、「本人確認」の難易度はあがる。

#まぁ、規模が大きくなると、イイ事もあれば、ワルイ事もある。いわゆる「スケールメリット」が出る場合もあれば、「例外対応」に苦慮する場合もある。(←普通のハナシだ。南無阿弥陀仏、ナムアミダブツ。。。)

 

my-number-online-application

 

詳細については、それぞれリンク先の原稿を参照してもらう必要があるのだが、、、

<マイナンバー制度をワークフロー化するシリーズ>
(3)現場で本人確認
(4)本店のみで本人確認
(5)複雑な申請ルートを使った本人確認 (←本原稿投稿時点では未公開)

 

(3)の例のように、「本人確認」を行う社員を「現場単位」におけば、(考えたくはないが)、特定個人情報漏洩事件に発展するリスクがある。たとえば、「アルバイト店長」が、アルバイト店員達の「個人情報とマイナンバー」(特定個人情報)をセットにして悪いお兄さん達に販売してしまったアカツキには、、、、最悪「懲役刑」が待っている。

(4)の例のように、「本人確認」を本店で一元的に行うと、(考えたくはないが)、『運転免許証の画像』や『マイナンバー』を受け付けるニセの窓口(フィッシング組織)が出現するかもしれない。

(5)のような「Webフォーム経由」と「既存社員経由」の分割提出といった複雑なルールは、高齢者などには受け入れられないかもしれない。。。

 

あれ、あれれ、、、「不安を煽ってる」かも。。。(←いや、「オンライン」はね、「オンライン」の場合ね)

 

 

◆7. 結論

この原稿では、「制度」(ルールブック)を知るより、「やる事」(実務)を知る、にフォーカスしてバクっと書いてみた。

ま、実際に書いてみて思ったが、(あまり不安をあおりたくないのだが)、やはり大規模組織になればなるほど、リスクは大きくなる

 

しかし、そもそもマイナンバー制度は、国家行政の「非効率」をただす仕組みだ。

まぁ、個人的な意見(主観)に過ぎないが、、、この国のGDP規模やGDP成長率を考えると、この「非効率」を許し続ける余裕はない。是正せざるを得ない。もっと予算を割り振るべき国家事業はイッパイある。

うん、、、今の我々に、この「非効率」はゼイタクだ。

 

もちろん「非効率」を改め、「効率化」を進めれば、一方で「リスク」も産む。ただ、これらのマイナンバー制度にともなうリスクは許容すべきだと、個人的には思う。(←どうも胡散臭い)

 

はて、さて、このような状況において、企業は、どうしたものだろう。

– 2015年~2016年の初期取得は、どうやって乗り切るか?
– その後、どう取得し、どう管理するか?

 

最近、何度も思う一つの結論がある。

マイナンバーの取得や管理について、その方針は社長が決めるのが良い

制度としては、それほど難しい仕組みではないのだ。ネット経由なのか、現場人間経由なのか、、、マジメな確認をするのか、それなりの確認で済ますのか、、、それらの方針は、どれが正しいと言うモノでもない。(結果として、正確で正当な番号があつまるのであれば、それでよい)

特に2015年~2016年にかけては、1億2000万人がマイナンバーを提出する。これには、受け取る側の企業にも、ある程度のコストと手間が発生する

 

議論はどうしても、

– 誰を信じ、誰を疑い、どのような業務プロセスを設計するか?
– どれだけの費用をかけて、その業務プロセスを運用するか?

となるのだ。やはり、その方針について、判断を下すべきは社長だ。

そして、何か事故が起きた場合には、「方針を決めた社長」が、スガスガしく責任を取れば良い。。。そう思っている。

 

my-number-online-application-without-human

 

 

◆PS

ちなみに、証券会社も所得税の「徴税」を代行している。今で言う「源泉徴収有の特定口座」ってヤツだ。

証券会社の悩みは切実だと思う。なんせ人数が多い。いわゆる「実存確認」は途方もない分量になるだろう。今後の動向が気になる。

 

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About IMAMURA Genichi

CEO & Founder - Questetra, Inc. || http://www.facebook.com/imamura.genichi
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