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システム統合中心 BPM

システム統合中心 BPM とは、企業内の情報システムをどの様に統合すべきかを中心に考え業務プロセスを改善する活動。「システム中心 BPM」 (System-Centric BPM)、「統合中心 BPM」 (Integration-Centric BPM / IC-BPM) と呼ばれることもある。

 

1. 概要

人間中心 BPM は、人間の存在と人間の間の情報交換に主眼を置くのに対して、システム統合中心 BPM が、社内にある情報システムの把握やそれら情報システム間の通信に主眼を置く。

  • 人間中心 BPM: Human-Centric BPM (HC-BPM)
  • システム統合中心 BPM: Integration-Centric BPM (IC-BPM), System-Centric BPM (SC-BPM)

すなわち、Integration-Centric BPM とは、

  • 情報システムが利用されるべき場面や順序(プロセス)
  • 情報システムに渡されるべきデータの内容
  • 情報システムから返されるべきデータの内容
  • 情報システムそのものの機能性能

などを把握した上で、それらの改善を中心に業務プロセス改善を図る。

 

そもそもインテグレーション(Integration)という言葉は、 「(隔離させる事なく)協調させる」と言う意味を持ち、特にソフトウェア業界においては、システム・インテグレーション(SI)と言う言葉で良く知られている。 (ハードウェアやソフトウェアなどを組み合わせて企業情報システムを構築する、という意味。ユーザ企業から情報システムの構築案件を受託する会社は SIer と呼ばれる)

  • システム
    全体が有機的に連動し、特定の機能をもつもの (例: 交通システム、社会保障システム、システムキッチン)
  • 情報システム
    通信ネットワーク、ハードウェア、ソフトウェア、データの各システム要素に分解しうるコンピュータ設備

 


2. IC-BPM の具体例

人間の関与が低い業務プロセスは、多くの場合 「自動化」 のテーマで改善され続ける。

例えば、ECサイトで一般消費者からの発注があった場合に、

  • ECサイト
  • クレジットカード認証Webサービス
  • 在庫管理システム
  • 発送物梱包システム
  • 配送委託システム
  • 配送状況管理システム

など、様々な情報システムに業務データが渡される。BPM システムは、(オーケストラの指揮者の様に)、定義された手順に従って各情報システムに業務データを引き渡し、処理状況をモニタし、加工されたデータを受け取る。

IC-BPM は、各システムとの XML ファイル交換(SOAP通信)によって、業務案件(a Process)の発生から終了までの一連の工程を自動化あるいは効率化させる事に主眼がある。

 


X. 関連項目

 

Y. 外部リンク