クラウド型 ワークフロー

情報技術の未来予想、2014年新春

ビジネスに IT (情報技術)は不可欠だ。 では、その「情報技術」自体は何処に向かっているのだろう?

◆◆ 0. 新年が始まった

『リニアモーターカー』って、小学生の頃に聞いた話なのにマダ乗れそうに無い。
『ウェアラブル端末』って、数年前に聞いた話なのに、2014年中には見れそうだ。

ま、そもそも「国家プロジェクト」と「トレンド商品」を比較すべきではない事は重々承知しているが、ここで強調したい事は、「今も≪情報通信業≫の革新サイクルは非常に早い」と言う現実だ。2014年の年始に際し、(おおよそ自分の為に)「ITベンチャー」の進むべき道を考察してみようと思う。

(あ、そうそう、アヤシイ輸入業者にダマされちゃダメ!)

あえて断っておくが、≪情報通信業≫(G)や≪コンピュータ製造業≫(H28+29)だけが激流の中にあってヒサンだぁー、などと訴えるつもりはない。たとえば≪運輸業郵便業≫(H)だって、≪建設業≫(D)だって、≪一般の製造業≫(E)だって、「サイクルの長さ」に差こそあれ、常にイノベーションの中にある。。。 (※ちなみに記号は「標準産業分類」)

◆ 0-1. ところで「ITベンチャー」とは?

『ITベンチャー』と言う言葉は、人それぞれイメージする会社が違う。

その分類分はナカナカ容易ではないが、簡単に大別するならこんな感じか?

◇X.『情報システム』を使って、何か別の財やサービスを提供す事に主眼がある会社
◇Y.『情報システム』を作って、情報システムそのものを提供す事に主眼がある会社

# イマドキ「作る力」は、どっちも必要。

この記事は、Questetra 視点(おおよそ自分の為)なので、「ITベンチャーの進むべき道」と言っても、後者(Y)の「情報システムそのものを提供する会社の進むべき道」を書く。 (書こうと思っている)(書くハズ!)(ん?書けるかな?ドウダロ…?)

具体的な分類はこんな感じか? ⇒ ソーシャルメディア、SEO/SEM、オンラインメディア、アフィリエイト、モバイルゲーム、パッケージソフト、システム開発、組み込み開発、ホスティング、ISP (X→Yの順)そもそも直訳すれば「情報技術(IT)の新興企業(ベンチャー)」なんだし、ITベンチャーなる言葉は後者(Y)を中心に捉えるべきだぁと思ってたり、思ってたり、思ってたり。。。(賛同者希少)
だって、イマドキICTは全ての会社が「使う」んだから、全部の会社が前者(X)にな^H^H^H^H。
ちなみに「提供した相手」と「対価をくれる相手」が一致しないケースが多いのも、このIT業界の説明をヤヤコシクしている。。。(例えば広告モデルで言えば「財やサービスの提供」と「貨幣の移動」は表裏関係に無い)

◆ 0-2. ところで「情報システム」とは?

日常生活で「情報システム」なんて言葉を聞く機会は無い。聞いた事が無いモノ、見た事が無いモノは、理解しづらい。…て言うか、そもそも「情報システム」は目に見えるものではない。

まずは「≪システム≫という言葉の他例」を列挙してもらうのが良い。

◇「経済システム」とは、人々が何かを交換するために用意されたインフラだ。(おそらく)
◇「教育システム」とは、学習のための要素がコーディネートされている体制だ。(たぶん)
◇「システムキッチン」とは、収納・洗浄設備・流しなどが組み合わされた台所だ。(まちがいない)
◇その他、「交通システム」、「納税システム」、「エコシステム」などなど

と言う事で、≪システム≫と言う言葉は「色々なモノが組み合わさって便利になっている集合体」を表している。

そして「情報システム」も他例に違わず、情報処理(データ処理)を行わせるための色々なモノが組み合わさって出来あがる。組み合わせる会社(通称:システム会社)の事は『システムインテグレータ』と表現されるのだが、彼らは【通信】【ハード】【ソフト】【データ】の4要素を上手に組み合わせて、全体として機能を持つ機械を作っているのだ。実態としても、通信機器を介して分散配置されていてるので、なかなか分かりにくい。

# むむ、、、前置きが長くなった。。。

クエステトラ社は『ITベンチャー』で、「Questetra BPM Suite」と言う『情報システム』を作っている。しかし【通信ネットワーク】や【ハード】は仕入れており、付加価値は【ソフト】にある。産業分類上は「情報通信業>情報サービス業>パッケージソフトウェア業」(G3913)に分類される。(「ちなみに近年では【通信ネットワーク】や【ハード】がサービス化しており…」などと書きだすと、混沌とした記事になること必至、、、なので、やめとく)

Table
1. これまでの「ITベンチャー」の技術環境
2. 今後2~3年の注目技術
3. 業務システム革命が起きる?
4. まとめ

 

◆◆ 1. これまでの「ITベンチャー」の技術環境

アリキタリナな話ながら、「これからの方向性」や「技術戦略」などを考える上で、過去を再確認しようと思う。「過去を振り返った延長に未来を考える」と言う古典的な考察だ。

しかし「情報システム」の4要素それぞれの進化をまとめだすとキリが無いので、今回はその1要素である【通信】の進化を中心に振り返ってみた(想い出に浸ってみた)。

実は4要素全部をやってみようと思ったのが、その「スペック」(性能)の進化を簡単に表現できるのが【通信】くらいしか無く、モロモロ没…。(完全にイイワケ)

 

◆ 1-1. 約20年前

ワタシが大学生になった頃ワタシが大学に入学した頃(1993)は「パソコン」を操れる人なんて滅多に居なかった。ワタシの場合、3回生(1995年)頃に初めて『パワーマック』なるパソコンを買った。

しばらくして電話料金を心配しながら「パソコン通信」をやり始めてみた。当時は 【14 Kbps】 くらいのダイアルアップモデムで、極めて貧相な画面(Telnet画面)だったが、その「文字通信」が先進的で、斬新で、本当に楽しかったのを覚えている。

研究室配属(1997)で「インターネット」なるものを使わせてもらえる様になった。無謀にも「サーバ構築」なんてミッションも引き受けた。イエローケーブル(10Base5)の館内配線で、研究室の扉をギーコギーコと削って構築した。

とある日、下宿から大学にダイアルアップするワザを聞きつけ 【28 Kbps】 のモデムを新調する事にした。下宿から研究室のプリンタを操作して楽しんでたのを覚えている。

(そう言えば、大学では「*.mp3」を集めるのが流行っていた)

nifty-serve-interface

◆ 1-2. 約15年前

「2000年問題」が騒がれていた頃、まだ「インターネット常時接続」は庶民に縁遠いものだった。でも初めて起業した(2000)頃、「折角“会社”を作るんだし」と言う事で「法人向けのインターネット常時接続環境」(OCNエコノミー)を申し込んだ。下宿(兼会社)にサーバを立てて、確か月額3万円くらい支払ってた気がする。それだけ払っても、下り最大 【128 Kbps】 (ベストエフォート)程度だった。

(当時はHTMLが書けるだけで「技術者」だった。自前サーバに検索システムを構築できれば「達人」だった)

◆ 1-3. 約10年前

2004年の5月、大学のソバから京都の真ん中に移転した。初めてオフィスビルに入居した。何台かのサーバは社内で運転させていたのに…、もう20~30人は働いてただろうに…、それでも用意できた回線は「ADSL」だった。たぶん下り最大 【40 Mpbs】 程度だ。

(当時の川柳日記⇒ 「新事務所 心機一転 武者震」

◆ 1-4. 約5年前

Questetra を起業した(2008)頃、光ファイバーなんて当たり前になってた。ベストエフォート 【100 Mbps】 で、「光電話」を付けても月額3万円程度になっていた。モバイル通信では、USB接続できる「データ通信カード」が普及し始めてた。下り最大 【3.6 Mbps】 の宣伝広告には、かなり驚いた。

(「Facebook」なるサービスを見て「うぉーるってナンヤネン」と突っ込んでた頃)

◆ 1-5. 最近

ベストエフォート 【1 Gbps】 なら家庭でも珍しくない。庶民が持ち歩く「Pocket WiFi」も LTE 通信(3.9G) になり、街中なら下り最大 【75 Mbps】 になっている。月額 4000 円程度だ…。

 

◆◆ 2. 今後2~3年の注目技術

「携帯電話なんて持ちたくないゼ」
「持つにしてもポケベルで十分だぜ」

日本国民の多くが、そう思っていた20年前…。気が付けば情報通信基盤は恐ろしい進化を遂げた。しかし、これらの変化はマダマダ「序の口」なのだろう。(あれれ、上から目線のメディアっぽい)

◆ 2-1. 移動通信の更なる進化

「14,000 bps」の時代から考えると、「100,000,000 bps (100 Mbps)」とか「1,000,000,000 bps (1 Gbps)」とか、、、想像もできない進歩だ。IT業界の中で仕事していると実感が無いないのだが、やはり冷静に考えれば「尋常ならざる加速」だし「異常な進化」なのだろう。ただ、特に無線通信環境はマダマダ進化するようだ。

具体的には、無線LANの高品質化(IEEE802.11n/11ac)はLANケーブルを駆逐するだろうし、また「第4世代」(LTE Advanced)は、何処でも 【1 Gbps】 を実現するだろう。

また全く違った「情報システム」を創造することが可能だ。単純な話、動画記録や現地中継ですら、全く問題なくなるだろう。

※ う~ん、やっぱ『パソコン通信』が懐かしい。。。

◆ 2-2. 情報端末(ハード)の小型化

(決してアオルつもりは無いのだが)、やはり『ウェアラブル端末』は非常に大きな革新要素だ。いや、もう、何も否定しようがない。生活習慣や道徳や価値観をも根底から覆し、(「メガネ」かどうかはさておき)、色々な情報端末(ウェアラブル端末)を身に付けることになる。

スマホ/タブレットと別に持ち歩くのか、スマホ/タブレットと融合させるのか、、、(その辺りはあまり興味が無いが)、何れにせよ「情報システム」全体で“できる事”を、飛躍的に増やしてしまう。

・システムに対して(人間側の)情報を伝える (GPS、NFC…)
・人間に対して(システムが持っている)情報を伝える

この加速は、人間生活に革命的な変化をもたらす可能性がある。(アレレ? アオッテル?)

参考) NFC スマホの「かざす」で日常業務カイゼン!

 

◆◆ 3. 業務システム革命が起きる?

これまで「情報システム」は、いわゆる余暇産業を中心に活用されてきた。(とか言うと、シバカレルのか?)

しかし、生産活動(付加価値創造活動)への貢献度は、ここ2・3年の間で急速に拡大する。(BPMサイクルで言えば、「Do のフェーズ」への貢献)

◆ 3-1. 行動誘導の観点

ありとあらゆる成果物は、(製造物であれ、提案書であれ、アイデアであれ)、作成者(達)が何らかの手順を踏んで作る。「作成者」は1人かも知れないし、100人かも知れない。人間かも知れないし、機械かもしれない。

BPM(業務プロセス管理)の世界ではパーティシパント(≒参加者)と呼ぶが、従来は制御しづらかった「人間パーティシパント」を、タブレットやウェアラブルの画面でかなり誘導できる様になる。

※ 映画「マトリックス」の世界? 業務システムが「人間」を制御する。

◆ 3-2. 行動記録の観点

ありとあらゆる成果物作成の工程において、「機械の処理」については、かなり正確な記録を残すことができた。これからは「人間パーティシパント」の処理も、ウェアラブルのセンサーで記録できる様になる。(言い過ぎ?)

◆ 3-3. 行動補正の観点

ありとあらゆる成果物の何処かの作成工程において、エラーが発生した際、「機械の処理」については、かなり素早くエラーを検知し「停止」等の措置を取ることができた。「人間パーティシパント」のエラーも、タブレットやウェアラブルを通じて補正させられる様になる。(かなり言い過ぎ?)

◆ 3-4. 全体最適化の観点

ありとあらゆる成果物の、それらを作成する工程全体について、記録された成功実績とエラー実績に基づいて「工程」そのものを自動的に改変する事ができるようになる。(ほんまかいな?!?)

つまり、業務プロセス定義そのものを「どの様に変更すれば良いか」を、業務システム自身が考え、管理職者に提案してくるようになる。(んなアホな!!!!)

 

◆◆ 4. まとめ

ここでは「革命」と書いてみた。

しかし(真面目な話)10年経ってから振り返ってみると、そんな大それた話ではなく「当たり前」に代わっているような気がする。21世紀の我々は、合理化できる所を全身全霊で合理化しなければならない、と思う。

Questetra-BPMN-modeling-and-auto-build

特に、(Questetra を使えとは言わないが)、業務プロセスの定義活動が極めて重要だ。

 

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(そう言えば子供の頃、駅員さんの「切符キリ」のモノ凄いスピードに憧れてたっけ)
参考) 人類社会に役立つワークフローシステムを、創る!

 

長い間続いた「工業化社会」は完結し、この2・3年は…、何と言うべきか分からないが「情報化社会」が加速するのだろう。あえて違う言葉を使うなら、「生産&浪費の時代」から「再利用&効率化の時代」にシフトする、と言えば良いのだろうか?

 

この2・3年内に展開される「業務システム」は、次の時代を切り開くのかも知れない!

あるいは、地球問題を解決する糸口になるかも知れない!
(※ 食糧問題、エネルギー問題、環境問題、安全保障問題)

そんな力を秘めているような気がする。

 

ま、いずれにせよ、「情報システム」(業務システム)に携わる者として、まずはヤレルトコまで、やってみるしかない!と改めて考える年始。。。

 

 

PS
そして、ソレは、人間にとって「悪魔の力」になってしまうのかも知れない! (つづく?)

business-ict-system

 

▽参考番組▽

☆クローズアップ現代 (2013年11月26日)
『ウェアラブル革命』~“着るコンピューター”が働き方を変える~

nhk-wearable-device

 

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CEO & Founder - Questetra, Inc. || http://www.facebook.com/imamura.genichi
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