クラウド型 ワークフロー

ソフト会社のクラウド戦略2013

エンタープライズ・ソフトは、一般の人には縁遠い領域。でも、モット知ってもらう必要があるんだと思う。

◆◆0.プレス発表

先日(8月7日)の PRESS をキッカケに、意外なほど多くの方からコメントをもらった。いやホント、有り難い話。

まー、しかし、よく考えてみれば、
「発信」するからこそ、「フィードバック」が来るのであって、
「発信」しない会社に、「フィードバック」は来ないのだ。

うんうん、もっと発信しなきゃダメだ。。。特に「自分たちがアタリマエと思っている事」は、普通の人にはアタリマエではない訳で、ソコ、きちんと・丁寧に・分かりやすく発信し続けることが大切。。。(←単なる自戒)

と言う事で、ここ数日でもらった『質問系コメント』と『それに対する回答』を、(せっかくなので脚色付けて)まとめておこうと思った。

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※ メディア各紙の記事化についてはコチラ⇒ [Blog] QuestetraとAPPRESSO、『EAI-BPM』の開発を加速

 

◆◆1. 製品やサービスについて

◆Q1. BPM って、流行ってるの?

#ストレートすぎる。。。答えにくい。。。
#でも一応、力強く言っておく。。。

「はっ、はっ、流行ってるよ!!」(噛んどるがな…)

確かに、企業内で BPM 活動(業務プロセス管理活動)を行うには、『1.(業務の)知識』と『2.気力』と『3.周囲の支持』が必要。つまり、とってもタイヘン。。。
要すると、「効率悪いよー」「改善しようぜーー」と言うメッセージには全員大きくうなずいてくれるものの、「ぢゃ請求の業務フローを改善して」と言ったら、タチマチ死んだフリをされてしまうのだ。

しかし、、、しかしだ。。。
スマホだ、タブレットだ、、、Facebookだ、Twitterだ、、、これだけ IT が普及している時代、業務の連絡だけが「紙」で回わってくるのは、やはり誰の目にもナンセンスだ。しかも、パソコンだって、インターネットだって、ドンドン使いやすくなっている。これまでみたいに、オカミ(IT部門)に任せていたのではダメだ!自分達で何とかせねば!と考える人は少なくない。いや、本当に増えてきたと思う。

「ブラウザ」だけで業務改善に着手できる、
「無料申込」でスグに業務改善を体験できる、
と言う Questetra のサービスが、日本の、いや世界の BPM 活動に与えた影響はデカイ! (←ゴメン。言い過ぎた)

参考エントリ) 『「業務プロセス」 って、なんですか??』 (2013-04-26)

 

◆Q2. どんな会社が BPM してるの?

やはり『IT ベンチャー』の BPM システム導入は早い。

と言うより「業務ルール」と「案件進捗」をオンライン化するくらい、大した事と考えていない。例えば「メールと Facebook だけで何とかしてましたー!」みたいなベンチャーであれば、『稟議』や『申請』をオンライン化するなんてメリットしかないのだ。(←コレだけで大きな業務改善)
『人事』や『経理』の業務ですら、BPM システムに乗せるに大きな障害がない。「作り込まれた業務システムを保有していない」と言う自由度は大きい。

一方で大企業は、既存の仕組みを破壊せざるを得ないケースもある。それは「社内規程」なのかもしれないし、「既存システム」なのかもしれない。いずれにせよ変化に順応しづらい「要素」を持っている。

ただ、、、この1・2年は少し雰囲気が違う。
すなわち大企業でも「業務の変更」は身近なものになりつつある。やはり最大の要因は「クラウド化」だろう。自社で『サーバ』を持つなんて、自社で『発電機』を持つようなもの。。。メールシステムを Google Apps 等に変更した大会社は少なくない。仮に大規模な業務システムを運用し続けるにしても、業務プロセスそのものを見直す事に対して肯定的になってきている。

自動化できる部分は自動化し、無用で冗長な工程は全面的に削除する。
そう、、、「改善」の無い組織には「明日」も無いのだ。(←あっ、また言い過ぎた)

参考エントリ) 『クラウド時代の業務改善』 (2013-07-04)

 

◆Q3. ウチの会社に BPM は無理だと思うんだけど?

「業務ルール」をオンライン化し、
「案件進捗」をオンライン化する。

稟議・申請・原稿作成・クレーム対応、、、色々な業務プロセスをオンライン化(ワークフローシステム化)すれば、在宅勤務も現実的なモノになるし、業務データの電子化も一気に進むだろう。

しかし、「業務プロセス」を管理する体制は、チョチョイと構築できてしまうモノではない。第一に「業務プロセス」を定義する人(プロセスオーナー)が必要だ。そこだけはナカナカ無人化できそうにない。「建築図面の作成」そのものを自動化しようとする試みと似ている。

ただ、
今日の BPM システムは「オタクな IT スキル」を、ほとんど要求しなくなった。『1.(業務の)知識』『2.気力』『3.周囲の支持』を備えたプロセスオーナーを配置できれば、業務プロセスの改善サイクルが始まるのだ。

我々クエステトラは、プロセスオーナーのための「BPMシステム」を研究開発し続けたい、と心から思っている。(本当に奥が深い)

参考エントリ) 『ウチの課長は、なぜ業務フロー図を書かないのか?』 (2013-01-18)

 

◆Q4. クエステトラの BPM 製品は出来上がってるの?

2008年4月に創業して、すでに6年目。しかも「BPM システム」だけを作っているだ。
が、しかし、まだ出来上がっていない。て言うか、、、いや、コレ、、、作れば作るほどにアイデアが湧いてしまうので、「完成する類のもの」ではない様に思っている。

1970年代に出始めた OS (Windows) も、まだ作り続けられている。
1980年代に出始めた RDBMS (Oracle) も、まだ作り続けられている。

「同じように」と言うイイワケはナンだが、 BPMS にも、まだまだ開発余地がありあまっていると考えている。
ちなみに、市場規模で言えば「世界2000億円/国内100億円」(今村第6感調べ KonkyoLess)と言ったレベルでは留まらず、2020年までに「世界50兆円/国内5兆円」と言った規模になると勝手に妄想している。

#「自動車」は移動するための道具だが自動運転を含めマダマダ開発の余地がある。
#「電話」はコミュニケーションのための道具だが永遠に開発の余地があるような気がする。
#似ているような気がする。。。
#そう言えば、「2016年には、ビジネスプロセスの管理に予測分析が活用される」などの予想もあったな。。。
#※ IBO (Intelligent Business Operation) (2013-03-04)

Questetra-PDCA-plan

 

◆◆2.人や組織について

◆Q5. 「学生起業」なのに企業向けソフトばかり作ってるの?

うっ、うっ、うん。。。この手の質問には、結局のトコ「説得力のある回答」はナイ。しかも(在学時代を含めると)15年近くやってるので、もう思い出せない。(企業に勤めた事が無い人間が、企業のソフトを作るってのも、オモシロイぢゃないか!と適当なコトを言っちゃったり。。。)

詳細は『参考エントリ』(↓)を見てもらうとして、ま、、、なんて言うか、、、平たく言えば「流れ」だと思う。

ただ、、、個人的には、今、人類社会にとって真に必要なのは「生産性の向上」「無駄工程の排除」だと、真剣に思っている。「役所」や「大企業」を例示するのは失礼な話だが、、、この世の中、もっと効率を良くすれば、今の資源でも100億人が生活できる、、、ような気が勝手にしている。(20歳代でプロマネ資格に合格してしまったことも影響しているような。。。)

ちなみに「ゲーム作らないんですか?≒作ればイイのに!」も、過去に何度か言われた事がある。『興味』がナイと言うより、『縁』が無かったんだと思う。

#あ、、、念のために書いておくけど、人類の豊かな生活の為に「余暇産業」もそれはそれで必要だ。娯楽ゼロな毎日は、豊かな人生とは言えない。

参考エントリ) 『ワタシは大学院で、何を学んだのだろーか?』 (2013-05-31)

 

◆Q6. 輸出ソフトなの?

「日本」だけの幸福を考える時代ではない、とは思う。
それは、「他府県の利益を考えず、ただ自分の居住地(京都)だけの利益を考え続けても、結局自分の居住地が豊かにならない」、と言う論理と同じだ。

ただ、、、
「日本と言う地域に住む人間が担うべき役割」を考えるに、日本のソフトウェア産業は振興しておくべきだ、とは思う。「100兆円分の輸入をして、1兆円分しか輸出をしない」と言うのはマズイ。そう思って、日々仕事している。

#海外ユーザをもっと増やさねば・・・。

 

◆Q7. 代表執行役って?

不親切なんだけど、、、『委員会設置会社』だから! と答えるのが最も的確な答えだ。

詳しくは Google さんか Wikipedia さんに聞いてもらう事になるが、、、バクっと言えば、制度設計的に「経営の監督機能」(取締役)と「業務の執行機能」(執行役)を別々に分担させる株式会社の事だ。会社の代表者は、業務を執行する人間が担うべきなので「代表執行役」が選ばれる。

#似た話として、、、『株式会社』は、制度設計的に「所有」と「経営」を分離している訳ね。

あ、、、別にクエステトラだけが勝手にこんな設計にしているわけぢゃ無くて、ソニーとか、東芝とか、イオンとか、、、この委員会設置会社と言う制度設計は、他にも結構沢山ある。個人的には、ベンチャーの創業こそ『委員会設置会社』で行われるべきだと思っている。が、しかし、実際にはそんなベンチャーは居ない。

#そう言えば設立の時、公証人役場のオジサンが困ってたっけ。。。

Questetra-PDCA-check

 

◆◆3.予算や資金について

◆Q8. 他とも資本提携するの?

#これは、かなりイイ質問。そして答えにくい。

単純化した話として、「その会社が存在して欲しい」と思う人が株主(オーナー)になるべきだ。

BPM 製品としての Questetra は、他のソフト分野(*1)と連携したり、あるいはプラットフォーム(*2)とセット販売されたり、あるいはコンサルティングサービスの一環として取り扱われたりするだろう。

*1) オフィスツール (Google Apps…)、EA系ソフト(ERP/CRM/SCM…)、BI系ツールなど
*2) PaaS、IaaS、データセンター系サービスなど

 

◆Q9. 既存の出資比率は?

「他の出資者の出資比率を教えてください」な問い合わせも何件か来た。

クエステトラ社としては、定款や役員経歴など、かなり詳細な情報をホームページに掲載していると思う。が、確かに、個別の出資比率は公開してない。。。しかし、これは「会社の情報」でもありながら、「個々の出資者の情報」と言う側面もある。個別の比率詳細については、当面は非公開情報(NDAベースの情報)としたい。

ちなみに、これまでに累計で2億5500万円を調達し、登記資本金の額は1億8250万円になった。が、創業期の事業計画書にも書いているが、5~6億円程度の投資をすべきソフトウェア製品だと思っている。

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