クラウド型 ワークフロー

自動車エンジン開発のお役に立ちたい!

CAE ソフトウェアの管理統制を BPM システムで実現!

こんにちわ!クエステトラの矢作です!

 

私たちクエステトラが提供するサービス「Questetra BPM Suite」を活用した事例のひとつに、スバルブランドで有名な富士重工業様のものがあります。

 

 

この事例では、自動車エンジンを開発するときに行う「シミュレーション」を、設計者自身が行うことができる仕組みが構築されています。

 

本記事では、その「仕組み」をどのようにして構築しているのか、を紹介します。

 

シミュレーションって?

 

「仕組み」の説明の前に、少しだけ事例を振り返ります。

 

自動車エンジン開発では、試作品を作って検証を行います。実際には、試作品を作る前に、設計データを用いた評価をコンピュータ上で行い、試作品を作る回数を最小限に抑えるという取り組みがされています。この設計データを用いたコンピュータ上の評価のことを「シミュレーション」と言います。

 

事例記事からの抜粋です。

エンジンの開発は設計図→試作品→性能・信頼性評価の繰り返しですが、近年発達した 「シミュレーション技術」 により性能・信頼性をヴァーチャルに評価できるようになってきました。そのおかげで試作品を作る評価よりも早く、より多くの情報を得て商品力を向上できるようになりました。

 

一方、これらの 「シミュレーション」 は複雑な操作と専門知識を要求する為、設計者がシミュレーションの専門家に依頼して実施してもらう必要があります。

 

私たちは、「設計者自らがシミュレーションを実行して創意工夫できた方が、より早く、より良いものが出来る」 と考え、シミュレーションの自動化 を推進しております。その管理統制ツールに Questetra を利用しております。

 

「シミュレーション」を行うには、CAE(※)ソフトウェアを利用します。この事例で紹介されている仕組みは、CAE ソフトウェアと Questetra BPM Suite を連携させることにより実現しています。
※ CAE = Computer Aided Engineeing

 

シミューレーションの業務プロセス

 

「シミュレーション」は次のような流れで行われます。

 

設計者が作成した設計図面データ(CADデータ)と「シミュレーション」に必要な情報を入力します。その後、CAE ソフトウェアにより「シミュレーション」が行われ、その結果をCAE専任者がチェックし、設計者に返します。

 

outline-of-cae-simulation

 

設計者は、設計図面データ(CADデータ)とシミュレーションに必要な情報をQuestetra BPM Suite で用意された入力画面に入力します。

 

なぜ、CAE ソフトウェアに直接入力しないのかというと、CAE ソフトウェアの使い方に詳しくない設計者でも入力しやすい画面を用意する必要があるからです。

 

CAE ソフトウェアで「シミュレーション」を行う時、多くの設定項目に対して適切な設定を行う必要があります。この設定には高度な知識が求められ、CAE ソフトウェアに関する知識を持った CAE 専任者でなければ設定ができない、という問題があります。

 

この問題を解決するために、Questetra BPM Suite で画面を用意し、設計者には設計者でも分かる設定項目についてのみデータを入力させることとし、その他の項目については入力をさせずに済むようにしています。設計者が入力しない項目については、固定の値が入力されるようにしています。

 

これにより、CAE 専任者に依頼をしなくても、設計者自身で「シミュレーション」を行えるようになりました

 

HTTP 通信で連携

 

Questetra BPM Suite と CAE ソフトウェアの連携は、HTTP 通信を使って行っています。CAE ソフトウェアに REST で HTTP リクエストを受付ける API が用意されている、わけではありません(残念!)。

 

ですので、Questetra BPM Suite と CAE ソフトウェアの間に、データ連携をおこなうための何らかの仕組みを用意する必要があります。今回は、次の図のように CAE ソフトウェアのフロント部分となる Web アプリケーション(フロントアプリケーションと呼ぶことにします)を1つ配置しました。

 

outline-of-cae-system

 

シミュレーションに関する業務プロセス(シミュレーションプロセスと呼ぶことにします)には、HTTP リクエストを送信する機能を実装しておくことで、然るべきタイミングでフロントアプリケーションに、シミュレーションに必要なデータが送信されるようにしています。

 

フロントアプリケーションは、シミュレーションに必要な情報を HTTP リクエストから取り出し、CAE ソフトウェアを動かします。

 

CAE ソフトウェアからシミュレーションの結果を受け取ると、フロントアプリケーションは、シミュレーションプロセスにその結果を返します。シミュレーションプロセスには、HTTP リクエストを受付ける機能を実装しておき、フロントアプリケーションから、シミュレーション結果を受け取ります。

Questetra は「シミュレーション」のハードルを下げる!

 

私たちは、「設計者自らがシミュレーションを実行して創意工夫できた方が、より早く、より良いものが出来る」 と考え、シミュレーションの自動化 を推進しております。その管理統制ツールに Questetra を利用しております。

 

2回めになりますが、富士重工業様の導入事例記事の抜粋です。

この抜粋にある、シミュレーションの自動化を実現する管理統制ツールの役目を果たすシステムを、これまでは手組み(スクラッチ)で開発していました。(ライトCAEとも呼ばれます)

 

手組み(スクラッチ)の管理統制ツールは、開発そのものだけでなく、維持運用するコストが大きく発生するという問題があります。更に大きな問題は、CAE ソフトウェアそのものを入れ替える場合など、管理統制ツールに改良を加えなければならない時に、大きなコストと時間が発生してしまう、ということです。

 

パッケージのソフトウェア である「Questetra BPM Suite」を利用することで、手組み(スクラッチ)の管理統制ツールのこのような問題点を小さくすることができます。

 

これにより、設計者自身が「シミュレーション」を行える仕組みの構築や運用がよりカンタンになります。

 

今後、「シミュレーション」の現場で CAE ソフトウェアの管理統制ツールとしての「Questetra BPM Suite」をどんどん提案します。

 

今回はここまで! 


参考

YAHAGI Hajime の紹介

幸せを生み出すITを追求するクエステトラの一味です。 国産の BPM ソフト Questetra BPM Suite で日本・世界を幸せにしたい。
YAHAGI Hajime の投稿をすべて表示

あわせて読みたい
55.カイゼン Tips の前の記事 仕事の「順番」を自動化しよう!
55.カイゼン Tips の次の記事 業務マニュアルを「使わせる」方法
YAHAGI Hajime の他の記事 仕事のボール、システムを使って把握しよう

アーカイブ

 RSS