クラウド型 ワークフロー

Office365 とクラウド型ワークフローとの連携状況

Office365 と Questetra の連携について、整理してみました

 

先日告知した Questetra の最新バージョン Ver.10.3.0 より、Azure Active Directory(AzureAD) との認証連携に対応できるようになりました。

そこであらためて Office365 と Questetra の連携について、整理しました。
#AzureAD や AD は Office365 のラインナップ外ですが、Office365 の認証のために利用されることが多いので、ここではまとめて扱います。

 
区分 サービス 対応状況 詳細
認証 Azure Active Directory SAML2.0 にて連携可(Questetra Ver.10.3.0 より)
Active Directory SAML2.0 にて連携可(ADFS が必要)
Officeアプリ Office365 ProPlus(Excel) ExcelVBA による連携可、csv ファイル出力も可
Office Online(Excel Online) Napa で作成したアプリで連携できると想定される
他のアプリ SharePoint Online Napa で作成したアプリで連携できると想定される
Exchange Online(メール) メールとの連携は可(通知メール、メール送信による業務開始)
OneDrive(オンラインストレージ) 設定のみでの連携不可、ハイパーリンク記述によるファイルひも付けは可

以下、それぞれについての詳細です。

1. 認証連携

azuread

1.1 Azure Active Directory(AzureAD)

Questetra Ver.10.3.0 より SAML 認証連携のパラメータ項目に「Name ID フォーマット(NameIDPolicy)」が追加され、接続できるようになりました。

Questetra は SAML2.0 による認証連携には以前のバージョンから対応していました(詳細はこちら)。ただ、SAML は対応方法に調整の余地があり、製品によって指定できるパラメータ項目や値の違いがあります。そのため「SAML に対応しているもの同志であれば必ず接続できる」というものではなく、注意が必要です。

1.2 Active Directory(AD)

Active Directoryと Questetra は、Active Directory Federation Service(ADFS) を利用することで接続できます。

※AzureAD とは違い、ADFS は認証サーバ(IdP)側での設定が細かく指定できるため、Questetra Ver.10.3.0 以前からでも接続できていました。
※AD は、Office365 が登場する前からあり、必ずしも形態がオンプレミスとは限らないですが、AzureAD との対比で「オンプレミス AD」と呼ばれたりします。
※以前にマイクロソフト社の方に教えていただいた余談ですが、AzureAD は AD という名前がついているのですが、 AD と比べると機能が限定されているため、注意が必要とのことでした。AD のクラウド版が AzureAD だと考えてしまうと困ることもあるそうです。

補足

Office365(AzureAD/AD)以外との認証連携としては、HDE oneOneLoginSalesforce 等との認証連携の実績があります。他の SAML 連携に対応した製品との連携可否について知りたい場合にはお問合せください。

2. Office アプリケーション(Excel)との連携

office

2.1 Office365 ProPlus(Excel)

いわゆるインストール型の Office と同等の機能が提供される「Office365 ProPlus」との連携については、いくつかケースがあります。
まず最初に Questetra の標準機能として、過去のプロセス実績等を csv ファイルで出力する機能があります(詳細はこちら)。
次に、以前ブログで紹介した ExcelVBA による連携もあります。
またブログ等で公開はできていませんが、Excel の一覧データから業務の一括起動/一括削除も可能です。

※一覧データから業務の一括起動等のケースについては、Google Spreadsheet の場合の実現方法については以前にブログで紹介しています。そのロジックを ExcelVBA で準備すれば、Excel でも実現可能です。ブログで公開はしていませんが、ロジックは既に準備しており、事例もありますので、詳しい情報がほしい場合はお問合せください。

2.2 Office Online(Excel Online)

ブラウザで動く Office アプリケーション「Office Online」との連携はまだ準備できていません。
ただ、Questetra は様々な REST API を準備していますので、Napa という仕組みを活用することで、Google Spreadsheet の連携と同様のことは実現できるのではないかと想定されます。

3. 他のアプリケーションとの連携

sharepoint
onedrive

3.1 SharePoint Online

SharePoint Online」との連携はまだ準備できていません。
ただ、Questetra は様々な REST API を準備していますので、Office Online と同様に Napa という仕組みを活用することで、SharePoint のポータル上で Questetra のタスク一覧等を表示するアプリケーション等が実現できると想定されます。

3.2 Exchange Online(メール)

Exchange Online」に限った話ではありませんが、業務フローの途中でのメール通知送付や Questetra へのメール送信による業務開始が可能です(メール通知の詳細はこちら、メール送信による業務開始はこちら)。

3.3 OneDrive(オンラインストレージ)

OneDrive」については、以前に CTO が書いたブログにも情報がありますが、Questetra の設定だけで連携することは現状できず、仲介するプログラムを準備すれば連携可能です。
また、「OneDrive」に限った話ではありませんが、ファイルを添付する(ファイル型データに入力する)代わりに、ファイルにアクセスするための URL を指定してハイパーリンクでひも付ける、といった連携は可能です。

補足

Office365 以外のグループウェアとの連携としては、G Suite(旧Google Apps)(認証連携だけでなく様々な連携機能を準備、詳細はこちら、ただしガジェットは現在では廃止されています)、サイボウズガルーン(ポートレットによる連携事例あり)等があります。

 

ということで、様々なシーンで連携が可能であることはご理解いただけたのではないかと考えています。
またこちらでは想定できていない部分での連携ニーズも出てくると思いますが、できそうかどうか判断がつかないという場合には、まずはこちらからお問合せいただければと思います。

Kusaka Tsuyoshi の紹介

営業をやってますが、もともとエンジニアなので、プログラミングもやります。
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