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BPMN を全く知らなくても、コレを読むだけで業務プロセスの作成が可能になる!?
業務改善に取り組みたい貴方のための超入門編!

1. BPMNはビジネスプロセスの「記法」らしい

『記法』(Notation)と言われて、何が思い浮かぶか?
1分考えて何も出てこないので、Googleさんに聞いてみました・・・。

ふむふむ、「Wiki“記法”」。
・・・アルと思います! アスタリスク(*)やコロン(:)を駆使して、HTMLタグを意地でも書かないとする書き方です。

ふむむ、「ポーランド記法」。
・・・ナイと思います! (前世紀の一部プログラマが信奉している流儀です。Polish Notation)

確か、ポーランド記法は(逆ポーランド記法も)、ともにポーランド製で、「1+2+3」をわざわざ「(+1 2 3)」と書く「書き方」です。

さて、BPMNも記法です。

「Business Process Modeling Notation」の略で、ビジネスプロセスの記述記法です。もっとも特徴的な事は「図の描き方」を定義していると言う点です。

「BPMNとは、ビジネスプロセス“図”の描画記法である」
と言えば分かりやすいかも知れません。

逆に言えば、HTML、XML、あるいはWiki記法やポーランド記法などの様に、「テキストの書き方」を規定している訳ではありません。

2. タスクは「角丸四角形」で表現するらしい

BPMNは「描画法」です。XMLやWikiに対しては、ついつい吐気をもよおしてしまう人でも「絵の描き方」と聞けばどうでしょう、少しは学習意欲が湧くのではないでしょうか。

さて、ナンダカンダと説明する前に、まずはBPMNで描いたビジネスプロセス図のサンプルを見て頂きたいと思います。

(編注:なんだ、簡単そうぢゃ無いか!)

そうなんです。カンタンなのです。文章にすると長くなってしまう内容も、容易に認知できてしまいます。何の予備知識もいりません。
「直観的に読める」

ココが非常に大事なポイントです。ちなみにご覧になって分かる通り、タスクは角丸四角形で表記し、業務の流れは左から右へと進みます。これもBPMNの「記法」です。

3. 他にも記法があるらしい

業務の流れ図(ビジネスプロセス)は、BPMNでないと書けない・・・
訳ではありません。

有名どころでは「EPC」(event-driven process chain)(図3)やアクティビティ図があります。

有名と言っても、街行くビジネスパーソンの認知率は「今朝、恐竜に踏まれる夢で起きた人の割合」と同じくらいです。

サンプルを見て分かる様に、情報量や流儀に違いがあります。
しかし書いてある内容・本質に大きな違いは無く、乱暴に言ってしまえば「違いは、趣味の違いだけ」です。ただ、小さな違いかも知れませんが、直観的可読性の高いBPMNは、

「ビジネスプロセスの議論」に適している記法

だと言えるでしょう。

4. 歴史は浅いらしい

しかし、

世界最大規模の標準化団体によって管理されているグローバルな仕様

でもあります。2009年現在、BPMN1.2が策定されています。そして近い将来、「Business Process Modeling Notation 1.2」から、「Business Process Model and Notation 2.0」に出世(?)する予定ですが、今のところ気にしないでください。 (編注:気になる・・・)

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